卒業証書授与式
3月23日(火)卒業式が行われました。
昼間課程39名、昼夜課程26名の学生たちが
目出度く卒業を迎え、巣立っていきました。
これからが、卒業生にとって本番となりますが、
学生時代に学んだ様々なことを糧に
一歩一歩前進していただきたいと思います。
皆さんのご活躍をお祈りします。
このあと、昼間・昼夜課程合同の謝恩会が盛大に行われ、
学生たち、専任講師と非常勤講師の先生方とで
思いで話や今後の抱負について語り合いました。
そして・・・朝へと
コラム
丁度100回目の芥川賞を貰った作家で医師の南木佳士に「信州に上医あり」
—若月俊一と佐久病院—という一冊がある。ここで使われている「上医」という言葉の由来は、本書の『はじめに』によれば、中国の春秋時代の歴史書『国語』の一節としてあるそうです。
上医の意味は、国を医(いや)す医者、つまり「しっかりした知識と技術を持ち、国や地域の衛生環境や医療行政までも正すのが、上医である」と南木は捉えています。
では、私たちSTの「上」はどんな特性を兼ね備えた人物なのでしょうか。
南木に沿って考えれば、「正しく豊かな知識と確かな技術を持ち、患者の心持をしっかり受け止め、家族や周囲の人々にも適切なアドバイスを提供できる者」
ということができるでしょう。
さて私たちは、『上』の部類に入っているでしょうか。入るよう努力を日々しているでしょうか。日々の忙しい臨床に流されてはいないでしょうか。知識は学校の授業で得たものをベースにして、積み重ねを続けることができるでしょう。また技術は、日々の臨床の中から改善をし、新たな手法を開発してゆけるでしょう。
では、家族や周囲の方々へのアドバイスについてはどうでしょう。安心してアドバイス等を受け入れてもらえるようになるのは、大事です。なぜならSTが話す内容は、形式とともにもろにさらけ出されているからです。STの人格そのものが表出されるのです。つまり、STその人の「中味」が評価されてしまいます。この中味を鍛えるのは容易なことではないでしょう。
「鍛えられた中味」を持って日々の臨床に挑んで欲しいものと願っています。
初めての学外実習が始まりました
本日、言語聴覚科総勢70名の学外臨床実習が始まりました。
今回は、3/8〜3/19までの2週間で病院実習を行います。
まだ1年生ですので、実習は見学が主体ですが、
実習施設によっては簡単なスクリーニング検査の一部を
実習生が経験させていただけることもあります。
患者様の検査や訓練あるいは日常場面を見学させていただき、
各場面の観察をすることで、記録をとり、そして毎日
観察レポートを書く練習を行います。
まず初日を終え、今頃は初めての実習レポートに取り組んで
いると思います。または、明日のために勉強している
実習生も少なくないでしょう。
今日から2、3日は緊張もあり、一日の流れに慣れることで
精一杯でしょが、貴重な2週間になると思いますので、
入学から1年間、学校で学んだことを実際の臨床現場で
単なるイメージから確かな知識にして、そして春からの
ステップアップのために頑張って欲しいと思います。
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卒業証書授与式
3月23日(火)卒業式が行われました。
昼間課程39名、昼夜課程26名の学生たちが
目出度く卒業を迎え、巣立っていきました。
これからが、卒業生にとって本番となりますが、
学生時代に学んだ様々なことを糧に
一歩一歩前進していただきたいと思います。
皆さんのご活躍をお祈りします。
このあと、昼間・昼夜課程合同の謝恩会が盛大に行われ、
学生たち、専任講師と非常勤講師の先生方とで
思いで話や今後の抱負について語り合いました。
そして・・・朝へと
コラム
丁度100回目の芥川賞を貰った作家で医師の南木佳士に「信州に上医あり」
—若月俊一と佐久病院—という一冊がある。ここで使われている「上医」という言葉の由来は、本書の『はじめに』によれば、中国の春秋時代の歴史書『国語』の一節としてあるそうです。
上医の意味は、国を医(いや)す医者、つまり「しっかりした知識と技術を持ち、国や地域の衛生環境や医療行政までも正すのが、上医である」と南木は捉えています。
では、私たちSTの「上」はどんな特性を兼ね備えた人物なのでしょうか。
南木に沿って考えれば、「正しく豊かな知識と確かな技術を持ち、患者の心持をしっかり受け止め、家族や周囲の人々にも適切なアドバイスを提供できる者」
ということができるでしょう。
さて私たちは、『上』の部類に入っているでしょうか。入るよう努力を日々しているでしょうか。日々の忙しい臨床に流されてはいないでしょうか。知識は学校の授業で得たものをベースにして、積み重ねを続けることができるでしょう。また技術は、日々の臨床の中から改善をし、新たな手法を開発してゆけるでしょう。
では、家族や周囲の方々へのアドバイスについてはどうでしょう。安心してアドバイス等を受け入れてもらえるようになるのは、大事です。なぜならSTが話す内容は、形式とともにもろにさらけ出されているからです。STの人格そのものが表出されるのです。つまり、STその人の「中味」が評価されてしまいます。この中味を鍛えるのは容易なことではないでしょう。
「鍛えられた中味」を持って日々の臨床に挑んで欲しいものと願っています。
初めての学外実習が始まりました
本日、言語聴覚科総勢70名の学外臨床実習が始まりました。
今回は、3/8〜3/19までの2週間で病院実習を行います。
まだ1年生ですので、実習は見学が主体ですが、
実習施設によっては簡単なスクリーニング検査の一部を
実習生が経験させていただけることもあります。
患者様の検査や訓練あるいは日常場面を見学させていただき、
各場面の観察をすることで、記録をとり、そして毎日
観察レポートを書く練習を行います。
まず初日を終え、今頃は初めての実習レポートに取り組んで
いると思います。または、明日のために勉強している
実習生も少なくないでしょう。
今日から2、3日は緊張もあり、一日の流れに慣れることで
精一杯でしょが、貴重な2週間になると思いますので、
入学から1年間、学校で学んだことを実際の臨床現場で
単なるイメージから確かな知識にして、そして春からの
ステップアップのために頑張って欲しいと思います。