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プライミング実習(血液浄化療法)
2011.04.27

血液浄化療法の実習にてプライミング実習を行いました。
プライミングとは、組み立てたダイアライザと血液回路内を生理食塩液で満たすことを言います。

プライミング実習01  プライミング実習03
 


まずは、指導教員が実際の方法を実践します。

プライミング実習02  プライミング実習04 

学生はその方法を記録し、グループに分かれてまとめます。
(最近の記録は、携帯電話でのビデオ機能を用いて、記録している光景をよく見かけます)

プライミング実習05  プライミング実習06

また、今回の実習の1つの目的に、誰が見ても理解できる、マニュアル作成が課題としてあります。説明を聞いた後、理解したつもりでも、いざ自分で行ってみると、細かいところがわからず、再度確認し、記録を取っていきます。

プライミング実習07  プライミング実習08

プライミング実習09  プライミング実習10

<プライミング前の注意・と確認事項は以下の通りです。>

1.回路組み立て・プライミングを行う前に、手洗いを十分に行う。

2.治療を予定する患者に使用するダイアライザと血液回路と合致することを確認する。

3.ダイアライザと血液回路の使用期限と包装に不良がないことを確認する。

4.ダイアライザの包装を開封後、外観や内部に不良・破損がないことを確認し、ホルダに装着する。

5.血液回路の包装を開封後、キャップなどの脱落に注意し取り出し、不良や破損がないこと、また、回路内部に異物がないことを確認し、折れや捻れ、汚染がないようホルダへ装着する。

6.透析用監視装置の静脈圧受圧口に圧ラインを装着するときは、必ずトランスジューサプロテクタを介して接続する。

プライミング実習11  プライミング実習12

プライミングには、生理食塩水を1000mL以上使用します。

プライミングの目的の1つに「製造に伴う滅菌剤や溶出物などを除去する」があり、ある施設の発表ではダイアライザや血液回路の溶出物を洗い流すには500mLでは不十分であり、800〜1000mL使用して初めて検出感度以下になったとの報告があります。

プライミング実習13  プライミング実習14

また、
今現在、問題になっている溶出物を列記します。

<PVP(ポリビニルピロリドン)>
透析膜を親水化させるために膜材にふかされている。PVPの溶出により、血圧低下やアナフィラキシーショックを起こすことがある。

<ビスフェノールA>
ポリスルフォンなどの透析膜素材中やポリカーボネイトを素材とするダイアライザ容器に含まれている内分泌攪乱物質(環境ホルモン)のこと。PVP同様、注意が必要であるが、透析での直接的な影響は報告されていない。

<DEHP(フタル酸ジ2-エチルヘキル)>
血液回路の可塑剤として一般的に用いられている環境ホルモン。可塑剤とは、塩化ビニールなどの原材料を軟らかくするもので、最近はこれに代わり、環境ホルモンが溶出しにくい可塑剤(TOTM)も臨床利用されるようになってきた。

<ポリウレタンフォーム(ポッティング剤)>
ダイアライザの中空糸をハウジングに固定するための接着剤で、ポリウレタンを原材料として用いる。

<滅菌による残留物>
EOG滅菌によるガス残量でアレルギー反応が出現する可能性がある。

プライミング実習15  プライミング実習16  プライミング実習17

プライミングは血液浄化療法を行う上で、一番はじめに行う準備となります。
また、プライミングは毎日患者さんの人数分行う必要があります。それ故に、このプライミングの手技をしっかりとマスターしなければ毎日の透析を受けている患者の治療の安全は守れません。

臨床工学技士として、血液浄化の治療には多くの人たちが従事しています。臨床工学技士が患者さんの安全を確保する一つの業務がこのプライミングであると言えます。

今回の実習内容を是非とも、臨床の現場で役立ててください。

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血液浄化療法の実習にてプライミング実習を行いました。
プライミングとは、組み立てたダイアライザと血液回路内を生理食塩液で満たすことを言います。

プライミング実習01  プライミング実習03
 


まずは、指導教員が実際の方法を実践します。

プライミング実習02  プライミング実習04 

学生はその方法を記録し、グループに分かれてまとめます。
(最近の記録は、携帯電話でのビデオ機能を用いて、記録している光景をよく見かけます)

プライミング実習05  プライミング実習06

また、今回の実習の1つの目的に、誰が見ても理解できる、マニュアル作成が課題としてあります。説明を聞いた後、理解したつもりでも、いざ自分で行ってみると、細かいところがわからず、再度確認し、記録を取っていきます。

プライミング実習07  プライミング実習08

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<プライミング前の注意・と確認事項は以下の通りです。>

1.回路組み立て・プライミングを行う前に、手洗いを十分に行う。

2.治療を予定する患者に使用するダイアライザと血液回路と合致することを確認する。

3.ダイアライザと血液回路の使用期限と包装に不良がないことを確認する。

4.ダイアライザの包装を開封後、外観や内部に不良・破損がないことを確認し、ホルダに装着する。

5.血液回路の包装を開封後、キャップなどの脱落に注意し取り出し、不良や破損がないこと、また、回路内部に異物がないことを確認し、折れや捻れ、汚染がないようホルダへ装着する。

6.透析用監視装置の静脈圧受圧口に圧ラインを装着するときは、必ずトランスジューサプロテクタを介して接続する。

プライミング実習11  プライミング実習12

プライミングには、生理食塩水を1000mL以上使用します。

プライミングの目的の1つに「製造に伴う滅菌剤や溶出物などを除去する」があり、ある施設の発表ではダイアライザや血液回路の溶出物を洗い流すには500mLでは不十分であり、800〜1000mL使用して初めて検出感度以下になったとの報告があります。

プライミング実習13  プライミング実習14

また、
今現在、問題になっている溶出物を列記します。

<PVP(ポリビニルピロリドン)>
透析膜を親水化させるために膜材にふかされている。PVPの溶出により、血圧低下やアナフィラキシーショックを起こすことがある。

<ビスフェノールA>
ポリスルフォンなどの透析膜素材中やポリカーボネイトを素材とするダイアライザ容器に含まれている内分泌攪乱物質(環境ホルモン)のこと。PVP同様、注意が必要であるが、透析での直接的な影響は報告されていない。

<DEHP(フタル酸ジ2-エチルヘキル)>
血液回路の可塑剤として一般的に用いられている環境ホルモン。可塑剤とは、塩化ビニールなどの原材料を軟らかくするもので、最近はこれに代わり、環境ホルモンが溶出しにくい可塑剤(TOTM)も臨床利用されるようになってきた。

<ポリウレタンフォーム(ポッティング剤)>
ダイアライザの中空糸をハウジングに固定するための接着剤で、ポリウレタンを原材料として用いる。

<滅菌による残留物>
EOG滅菌によるガス残量でアレルギー反応が出現する可能性がある。

プライミング実習15  プライミング実習16  プライミング実習17

プライミングは血液浄化療法を行う上で、一番はじめに行う準備となります。
また、プライミングは毎日患者さんの人数分行う必要があります。それ故に、このプライミングの手技をしっかりとマスターしなければ毎日の透析を受けている患者の治療の安全は守れません。

臨床工学技士として、血液浄化の治療には多くの人たちが従事しています。臨床工学技士が患者さんの安全を確保する一つの業務がこのプライミングであると言えます。

今回の実習内容を是非とも、臨床の現場で役立ててください。

2011.04.27

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