学校法人セムイ学園東海医療科学専門学校
無料資料請求 オープンキャンパス
臨床工学科
学科紹介
資料請求 オープンキャンパス
  • オープンキャンパス開催日
  • 2017年12月3日()  
  • 2018年1月14日()  
  • 2018年2月4日()  
  • 2018年2月25日()  
  • 2018年3月11日()  
パンフレットダウンロード ao入試 よくあるご質問
基本情報 担任紹介 学外実習 教育課程表 ブログ
臨床工学科ブログ
命をつなぐ~補助循環装置実習
2015.12.03

体外循環装置の代表に、人工心肺装置がありますが、救命の分野で活躍する体外循環装置に補助循環装置があります。

心臓は血液を全身に送るためのポンプの作用をもっています。
しかし、そのポンプ能力が低下するような心不全などの患者さんに対し、元の通りに心臓の機能が回復するまでの間、心臓のポンプ機能や肺機能を代行・補助し、心機能の回復を待つ方法を補助循環といいます。

今回の実習では、補助循環装置の中でも、大動脈バルーンパンピング(IABP)、補助人工心臓(VAS・VAD)、経皮的心肺補助法(PCPS)の実際に扱い、原理を理解しました。

【大動脈バルーンパンピング(IABP)】

心臓の働きを助ける補助循環法の1つです。
急性心筋梗塞などの心不全などにおいて、バルーン(風船)のついた大動脈内カテーテルを心臓に近い大動脈に留置し、心臓の動きに合わせてバルーンを拡張・収縮させることで心臓の働きを助けることが可能になります。

 

収縮期の後負荷の軽減、拡張期圧の上昇を行う装置で、心臓のポンプ機能の10~15%程度の補助が可能です。

バルーン(風船)を膨らませるタイミングは、心電図波形と同期させ行います。

大動脈バルーンパンピング(IABP)

 

 

【補助人工心臓(VAS・VAD)】

大動脈バルーンパンピング(IABP)は非常に心筋のポンプ機能が低下した心不全に対する補助としては限界があります。

このようなより重症になった心臓の働きを補助・代行する装置が補助人工心臓(VAS・VAD)です。(VADとは、心室を補助する装置のこと。)

補助人工心臓の目的としては以下の様なことがあります。

 

1.心臓移植への橋渡し(ブリッジ)として使用する。長期使用が可能。

2.心不全のすべてあるいは一部に代わって体循環の維持、すなわち全身臓器・組織への血液および酸素を供給すると同時に、血圧の維持をはかる。

3.心不全自体の冠動脈へ十分な血液供給を維持することにより、心筋代謝の回復をはかる。

4.全身循環の代行が行える。(補助人工心臓は、自己心拍出が全くない状態で用いられ、救命事例が報告されている。)

補助人工心臓(VAD、VAS)

 

 

【経皮的心肺補助法(PCPS)】

経皮的心肺補助法(PCPS)は経皮的に挿入された送脱血力ニューレ・膜型人工肺・遠心ポンプから構成される閉鎖回路の人工心肺装置であり、重症心不全症例や体外循環離脱困難症などに対し効果を上げています。

 

PCPSの特徴は開胸操作を必要とせず、力ニューレを経皮的に挿入でき、また10分程度で回路を準備することが可能なため緊急時でも即座に対応でき、心臓外科のみならず循環器内科・救命救急などの広い診療科で使用されています。

 

カニューレの挿入部位は大腿動静脈が基本であるが、腋窩動脈、鎖骨下動脈も選択できる。さらに重症呼吸不全に対する呼吸補助法(ECMO)としても利用されています。

経皮的心肺補助法(PCPS)

 

 

 

 

Comments are closed.

学校法人セムイ学園 東海医療科学専門学校
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南2-7-2(名古屋駅・伏見駅から徒歩12分)
TEL:052-588-2977(学校代表) FAX:052-588-2978

臨床工学科

基本情報 担任紹介 学外実習
教育課程表 ブログ
命をつなぐ~補助循環装置実習

体外循環装置の代表に、人工心肺装置がありますが、救命の分野で活躍する体外循環装置に補助循環装置があります。

心臓は血液を全身に送るためのポンプの作用をもっています。
しかし、そのポンプ能力が低下するような心不全などの患者さんに対し、元の通りに心臓の機能が回復するまでの間、心臓のポンプ機能や肺機能を代行・補助し、心機能の回復を待つ方法を補助循環といいます。

今回の実習では、補助循環装置の中でも、大動脈バルーンパンピング(IABP)、補助人工心臓(VAS・VAD)、経皮的心肺補助法(PCPS)の実際に扱い、原理を理解しました。

【大動脈バルーンパンピング(IABP)】

心臓の働きを助ける補助循環法の1つです。
急性心筋梗塞などの心不全などにおいて、バルーン(風船)のついた大動脈内カテーテルを心臓に近い大動脈に留置し、心臓の動きに合わせてバルーンを拡張・収縮させることで心臓の働きを助けることが可能になります。

 

収縮期の後負荷の軽減、拡張期圧の上昇を行う装置で、心臓のポンプ機能の10~15%程度の補助が可能です。

バルーン(風船)を膨らませるタイミングは、心電図波形と同期させ行います。

大動脈バルーンパンピング(IABP)

 

 

【補助人工心臓(VAS・VAD)】

大動脈バルーンパンピング(IABP)は非常に心筋のポンプ機能が低下した心不全に対する補助としては限界があります。

このようなより重症になった心臓の働きを補助・代行する装置が補助人工心臓(VAS・VAD)です。(VADとは、心室を補助する装置のこと。)

補助人工心臓の目的としては以下の様なことがあります。

 

1.心臓移植への橋渡し(ブリッジ)として使用する。長期使用が可能。

2.心不全のすべてあるいは一部に代わって体循環の維持、すなわち全身臓器・組織への血液および酸素を供給すると同時に、血圧の維持をはかる。

3.心不全自体の冠動脈へ十分な血液供給を維持することにより、心筋代謝の回復をはかる。

4.全身循環の代行が行える。(補助人工心臓は、自己心拍出が全くない状態で用いられ、救命事例が報告されている。)

補助人工心臓(VAD、VAS)

 

 

【経皮的心肺補助法(PCPS)】

経皮的心肺補助法(PCPS)は経皮的に挿入された送脱血力ニューレ・膜型人工肺・遠心ポンプから構成される閉鎖回路の人工心肺装置であり、重症心不全症例や体外循環離脱困難症などに対し効果を上げています。

 

PCPSの特徴は開胸操作を必要とせず、力ニューレを経皮的に挿入でき、また10分程度で回路を準備することが可能なため緊急時でも即座に対応でき、心臓外科のみならず循環器内科・救命救急などの広い診療科で使用されています。

 

カニューレの挿入部位は大腿動静脈が基本であるが、腋窩動脈、鎖骨下動脈も選択できる。さらに重症呼吸不全に対する呼吸補助法(ECMO)としても利用されています。

経皮的心肺補助法(PCPS)

 

 

 

 

2015.12.03

学科紹介ページへ

メニュー

学校法人セムイ学園 入学サポートセンター

電話:052-561-8001 FAX:052-561-7887

サポートセンターへ電話

学校事務室や教員にご用の方はこちら

学校事務室へ電話 メールフォームでのお問い合せ

ページ TOPへ