2009.02.08 Sunday 13:38

柔道整復科主催の公開講座 整膚特別講演会が行われました。

 去る2月8日、柔道整復科の企画による公開講座が開催されました。当科主催による公開講座は今回が始めてにも関わらず、70名を超える多数の参加者がありました。
 講座は新聞紙上などでも紹介されている「整膚」(注1)の日本における創始者である徐堅先生(整膚学園学長)と、その良き理解者である広瀬滋之先生(広瀬クリニック院長)にご講演を頂きました。
 広瀬先生の講演では、まず医療の原点は仏典にある「抜苦与楽」(注2)である。それは患者様の苦痛を取り除くだけでなく、さらに大きな意味として、様々な疾病の予防も含むことも全て「抜苦」になると説明され、医療はできるだけ痛みを伴わない優しい「癒し」となる、与楽的な治療法があることが望ましいとのイントロから始められました。
 抗がん剤の治療例を挙げ、その副作用を軽減するには、あらかじめ漢方薬やサプリメントを飲むことで効果があり、投与する薬の長所や短所を知り、その特徴を活かして、両者を上手に併用することで、単独の薬だけでは得られなかった苦痛のない治療が可能になると説明されました。
 整膚の治療については、ご自身のクリニックでの治療体験を写真や図解などの映像を用い具体的な臨床例もご紹介頂きました。
 続いて、徐 堅先生より整膚の歩みとその効果についてご説明を頂きました。先生は1992年、皮膚を引っ張ることで、健康と美と癒しに最も効果的なメカニズム「整膚」を発見され、その後病気で苦しんでいる方にとって画期的な手技として各方面に展開し、安全・安心・心地よい中で疲労回復や鎮痛効果もあることから、緩和医療の手段として本格的に普及してこられました。
 先生は手術や投薬などができなくなった患者様や痛みなどで苦しんでいる方にとって整膚が最適な方法であると力説されました。
 整膚の効果的な治療状況を聞くうちに、柔道整復師の行う治療の中に整膚の施術を取り入れることで、患者様の苦痛を和らげることができるのではないかと思いました。
 最後に、この度の公開講座の案内で、開催会場が不明瞭であったため、一部のご参加者様にご迷惑をお掛けしましたことを、この場を借りてお詫び申し上げます。

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(注1)整膚【せいふう】
古代中国の医学書の「病は皮膚に表れる」という早期予防思想と、スポーツ選手の臨床経験から発見されたメカニズム。皮膚を引っ張ることによって皮膚にある経絡と感覚受容器へ刺激を与え、健康と美と癒しに最も効果的である理論と実技を確立。皮膚を引っ張ることで皮膚がみずみずしくなり、筋肉や骨まで整えられ、心地よく痛みが緩和される効果がある。

(注2)抜苦与楽【ばっくよらく】
仏教語。仏・菩薩が人々の苦を取り除いて楽を与える慈悲の働き。

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