学校法人セムイ学園 厚生労働大臣指定/愛知県知事認可専修学校

ブログ
東海医療科学専門学校

臨床工学技士の業務が変わります

本日、2021年10月1日より、改正臨床工学技士法が施行されます。

これは、2024年4月から実施される医師の時間外労働規制に向けた動きとなります。現在における、医師の業務負担軽減を目的とし、医師の業務の一部を臨床工学技士が行えるようになります(タスクシフト)。

具体的な追加された業務は以下の通りの6行為になります。

1.手術室又は集中治療室で生命維持管理装置を用いて行う治療における静脈路の確保

2.薬剤を投与するための当該輸液ポンプ又は当該シリンジポンプの操作

3.当該薬剤の投与が終了した後の抜針及び止血

4.血液浄化装置の穿刺針その他の先端部の表在化された動脈若しくは表在静脈への接続又は表在化された動脈若しくは表在静脈からの除去

5.生命維持管理装置を用いて行う心臓又は血管に係るカテーテル治療における身体に電気的刺激を負荷するための装置の操作

6.手術室で生命維持管理装置を用いて行う鏡視下手術における体内に挿入されている内視鏡用ビデオカメラの保持及び手術野に対する視野を確保するための当該内視鏡用ビデオカメラの操作

また、この改正臨床工学技士法に則した新カリキュラムが2023年度入学生よりスタートします。

それ以前に卒業した臨床工学技士の方は告示研修(厚生労働大臣指定)の受講が義務つけられています。

当校教員もこの法改正に伴い順次研修を受講し新カリキュラムに対応していきます。

顕微鏡を覗くと・・・

基礎医学実習がスタートしました。この基礎医学実習では「体験して実感する」。このことを意識して進めていきます。

初回のテーマは血球観察です。

班員の血液を使い、血球観察用のプレパラートを作成することから実習が始まります。

3種類の濃度の溶液(等張液、低張液、高張液)に血液を垂らして作成します。

顕微鏡で覗いてみると、教科書で見たあの形がたくさん見えます。

濃度の違う溶液に浸した赤血球は濃度差によってその形状に変化ありどの様などんな現象が起こるのか、自分の眼で確認しました。

また、赤く見える血液はその液体が赤いわけではありません。一粒一粒の赤血球がもつ色素が赤く見えているのです。

たった一滴の血液の中には多くの血球があり、患者さんの健康状態を反映します。

教科書では数字しか意識していませんが、実際に見てみるとその多さに驚きます。

私たち臨床工学技士は血液に関わりある業務があります。

血液の些細な変化にも気を付け、患者さんのことを想いながら医療に携わってほしいです。

体外循環療法実習が始まりました!(360°動画)

臨床工学科2年生の後期授業が本格的に始まっています。

今回は体外循環療法の実習の様子を360°動画で撮影しました。

テーマは人工心肺装置の回路を組み立てます。

すべてバラバラとなっているパーツを正しく組み立てていきます。

※画面をマウス操作にて上下左右に360°自由に動かすことが可能です。

授業動画を公開していきます!

臨床工学科では授業動画公開していきます。

まずは、学生から1番要望が強かった、「工学系」の動画配信を順次行っていきます。

担当講師は当学科で臨床工学技士国家試験100%合格率の影で工学系をサポートしてくれている先生です。

非常に授業が理解しやすく 卒業生なら皆がお世話になっている先生です。

臨床工学技士を目指す学生さん以外でも工学系を学んでいる方には参考になるかと思います。

すくすく育っています

臨床工学科ではメダカを飼っています。

毎日、日直が朝・夕の餌やりを行っています。このメダカの水槽は教室内では癒やし空間となっています。

そして今日はメダカの水替え日です。

水質を保つため最低でも週1回はこの作業を行います。

そのおかげもあり最近では☆になるメダカは一匹もいません。みんなすくすくと育っています。

小さなボランティア活動~献血活動

現在、緊急事態宣言において献血が不足している事を知り献血に行きました。

ここは名古屋駅にあるタワーズ20献血ルームです。

今回も400mLの全血です。

献血ルームは感染対策はもちろん、非常にリラックスできる空間となっています。

当校では毎月多くの学生が献血に協力しています。

献血は小さなボランティア活動ですが、この献血がどこかで使われ患者さんのためになります。

今後も献血活動は積極的に続けて行きたいと思います。

第2種ME技術実力検定試験~模擬試験実施

9/12(日)は第42回第2種ME技術実力検定試験が行われます。

この試験は「ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導者のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質」を検定するものです。」(ME技術教育委員会ホームページより抜粋)

また、第2種ME技術実力検定試験 は臨床工学技士国家試験を受験する学生さんに取っては、登竜門の1つと考えます。試験範囲は臨床工学技士国家試験とほぼ同等であり、かつ国家試験よりも基本的な知識が問われる問題構成となっています。

この実力検定試験に合格できれば、ある程度の臨床工学技士の知識があると判断でき、就職活動を行う上でも内定を勝ち取る重要な要素の1つとなります。

昨年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止となっています。

今年度は実施が決定し、当校でも夏休みの期間を利用し補習を行ってきました。

そして今日は実際の試験時間(本番)と同じ時間での模擬試験を実施しています。多くの学生さんの成果が出ることを期待します。

職域接種~新型コロナウイルスワクチン接種を実施しました。

学校法人セムイ学園は、職域での新型コロナウイルスワクチン接種を開始する政府の方針を受けて、
学園全体でワクチン職域接種の実施しました。

実施期間は2021年7月11日(土)~8月21(土)となり、今回が接種初回となります。

この動画では、大まかなワクチン接種の流れまとめました。

本学園としては、新型コロナウイルス感染拡大防止にかかる社会的要請に応え、
地域自治体におけるワクチン接種の負担軽減等に貢献したいと考えております。

また、学生・教職員へのワクチン接種を早期に実現することで、対面授業や病院実習を継続しておこなうなど、
学生にとって安心・安全な教育環境を整えることを目指します。

癒し空間「めだか水槽」

臨床工学科3年生の教室にめだか水槽を設置しました。

3年生は現在、臨床実習のため不在ですが学校に戻ってくる時には、メダカの数を増やし、エビなどをいれ水槽を賑やかにしたいと思います。

透析を学ぶ上での基本(プライミング実習)

透析の治療準備の1つにプライミングがあります。
プライミングとは血液回路とダイアライザを組み立てを行い次に示す目的を実践します。

プライミングの目的
1.血液回路・ダイアイライザ内の空気を抜くと同時に、生理食塩水(透析液)で満たすこと
2.回路・ダイアラザ内の微粒物質の洗浄
3.接続部の正しい接続、不良品の発見

現在多くの透析施設が全自動プライミングシステムが搭載されています。
しかし、当校のプライミング実習では、あえて手動でのプライミング手技の修得を目指します。

便利な全自動プライミング装置ですが、事前に手動でのプライミング方法を学ぶことで
プライミングにおける清潔・不潔を理解すること。
そして、血液回路の流れを理解することで、今後のトラブルシューティング理解(静脈上昇・低下、気泡混入など)につなげます。

また、このプライミング実習では、プライミングの方法を記した資料の配布はありません。
担当教員が行うデモンストレーションをメモを取り、自分自身で確認し、自分のマニュアルを完成させていきます。

また、わからないカ所についてはグループメンバーとディスカッションを行いながら、プライミング技術を修得していきます。

後日、プライミング技術の実技試験を実施し修得の確認を行います。

セムイの魅力をまるごと体感!

セムイ学園ならではの特別なオープンキャンパス。先生や生徒とのふれあいを通じて、セムイ学園の日常を体験しよう!オープンキャンパスでしか体験できないプログラムを用意してお待ちしております。

オープンキャンパスの見どころをチェック!

詳しく見る