学校法人セムイ学園 厚生労働大臣指定/愛知県知事認可専修学校

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東海歯科医療専門学校

自分の指とそっくりな補綴物製作

今年も”エピテーゼ”の実習がスタートしました!

エピテーゼとは、主に義眼や義指、義耳、人工乳房など、カラダの一部をシリコーンなどで本物そっくりに再現したボディパーツのことです。

本校では長年にわたり、愛知医科大学病院 形成外科 の森下先生にお越しいただいております。この実習では義指や義耳の製作を通してエピテーゼを学びます。

「自分自身の指」を模して義指を製作するために、指の型を採ります。

指の型採りは口腔内の型採り材を使います。

口腔内の型採りよりも材料が多いので、混ぜるコツをデモンストレーションして頂き2人1ペアで指の型を採りました。

先生からひとりひとりアドバイスをもらいながら型採りをしていました!

採った型に石膏を流して義指を作る土台となる模型を作りました。

「冷たい」「感触が …💦 」と微妙な顔をする学生さんの姿もありました。型採りされる患者さんの気持ちを体験することも大切ですね。

次回は形を整えて義指の原型が完成します!!

お楽しみに(*^-^*)

歯科理工学 歯科材料と加工技術を学ぶ

歯科医療では様々な材料を使用し加工することで歯科技工物として患者さんの口腔内で機能する適切なものを提供しています。

適切な技工物を製作するためには、材料の性質や特徴を学び加工技術を習得することが大切です。

現在、本科1年生は 愛知学院大学歯学部歯科理工学講座 堀 美喜先生より「歯科材料と加工技術」を受講しています。

実際に使ってみることで材料の理解が深まります。

↑ 実際に歯科で使用する印象材で小物の型採りをしました。細部まで綺麗に採取できていますね。

この材料を使用して、歯科医師が口の中の型を採ります。

↑ 上と同じ印象材を1週間そのまま放置したもの(左)と水中保管(右)したものです。

保管方法の違いによってこんなに変形するんですね。大きさや感触の違いを学びました。

↑ 石膏に塩を入れて硬化速度の違いを学んでいます。

通常、印象材に石膏を流して歯の模型を作ります。石膏は水と混ぜて固めますが、その他のものを添加すると性質が変わります。

どのような変化が起こるか知ることで、混ざってはいけない理由も知ることができます。

↑ 歯などの原型を作るワックスを操作してみました。種類によって軟化や硬化が違うんですね。

特徴を知ると材料の扱いや気を付けるポイントも分かります。

『理工学』という響きに難しいイメージを抱く学生さんもいますが、講義だけでなく実際に材料を触るなど実習も交えての授業をしてくださるのでイメージしやすく楽しみながら学んでいました。

クラウンの技工

本科1年生の実習の様子です。

すでに様々な実習を行っていますが、今回は歯のかぶせ物を製作する実習の一つである「クラウンの技工」を紹介します。

かぶせ物を製作するために必要な模型作りから始まり、現在はワックスで歯の形態を作り上げるワックスアップの段階です。

ワックスやインスツルメントの扱い方に苦戦しながらも皆さん一生懸命取り組んでいました。

材料や道具の使い方と同時に「解剖学」で習っている、「歯の形態や特徴」を考えながらの技工操作は難しく感じる学生さんもいるようですが、随時チェックに来て修正を繰り返しながら進めています。

次回からはワックスアップしたものを金属に置き換える「鋳造」にうつります。

出来上がりが楽しみですね。

歯の形態と特徴

歯や口腔のプロフェッショナルの一員として歯科技工士科一年生は入学後すぐに『歯の形態と特徴』を学んでいます。

ヒトには親知らずを含めて32本の歯がありますが、どの歯にも形の違いや特徴があります。

わたしたち歯科技工士は患者さんの歯のかぶせ物や入れ歯などを製作するためその違いを知っておかなければなりません。

今回は講義を聞くだけではなくグループになり自分たちで調べまとめる方法で学習していました。

クラスメイトと協力しながら教え合ったりする姿がみられました。

何事も基礎が大切ですのでしっかりと知識を得て適切な歯科技工ができるようにしていきましょう。

専攻科の天然歯彫刻

今年の3月に歯科技工士科を卒業した学生が数名、専攻科に進学しました。

専攻科では、歯型彫刻の見本は平均的な教育用模型ではなく、”天然歯模型”を見本にして彫刻をして、より実践的な形態を学びます。

歯型彫刻で使用する材料や機器も本科とは違い、より本格的でカッコいいなと感じます(^^♪

まず、見本の形を描き写して、

材料が硬いので、機械で削って形にしていきます。

見本模型と同じ形、同じ大きさになるよう、色んな角度から観察し、角度を変えて削ったり、道具に変えて削り、完成させます。

遠くから見ると、歯って小さいですよね!!!

デジタルデザイン

デジタルを活用した歯科技工士科の授業”CAD/CAMシステム”がスタートしました!

本校卒業し数多くの臨床経験を積まれたのち、現在は歯科技工所を開設されている安達健太郎先生にお越し頂いてます。

デジタルを活用して歯を作る方法はいくつかありますが、まずはじめにアナログで製作した歯をデータにする方法で製作を進めました。

今回は各自ワックス(ろう)を盛って歯の形にしたものを確認していただき、先生から頂いたアドバイスをもとに修正を行いました。

次回は、自分で作った歯をスキャンして3Dデータにしていきます!

楽しみですね(^^♪

【コラム】デジタル技術を活かした歯科技工

歯科技工士というと、昔ながらの手作業で歯の補綴物を作るイメージがありますが、最近ではデジタル技術(CAD/CAMなど)を使った歯科技工が大きく進歩しています。デジタル技術を活用して製作した見た目が本物の歯に近い白い補綴物(CAD/CAM冠)は、保険適用範囲が拡大し、患者さんや歯科診療所からのニーズが急増しています。また、デジタル技術を活用することで、製作時間や手間が大幅に削減され、歯科技工の効率化や人手不足解消への貢献が期待されています。

さらに、令和4年3月からはデジタル機器(CAD/CAM)を使った歯科技工について、条件付きながらリモートワークが認められました。設備費用などの課題が残るものの、これからの歯科技工士の働き方を大きく変える可能性を秘めています。

「コンピューターを使って歯の形を設計」と聞くと「プログラミングなどの知識が必要で難しいのでは?」と感じるかも知れませんが、専用のCAD/CAMソフトを使うことで、ほとんどマウスだけでデザインすることができます。

>>デジタル歯科技工で歯をデザインする様子を動画でチェック

まとめるとデジタル歯科技工の魅力は以下のとおりです。
・ 製作時間が短縮され、効率的に仕事ができる
・ 製作でトラブルがあっても、残ったデータから簡単にやり直しができる
・ リモートワークで自宅でデジタル歯科技工が可能

東海歯科医療専門学校では、歯科技工士専門学校として全国有数のデジタル歯科技工に関する授業時間があり、複数のメーカーのCAD/CAMシステムを備えるなど設備も充実しています。

歯科技工士は、歯科医療の一員として、患者さんの健康や美しさに貢献できるやりがいのある仕事です。
デジタル技術に興味がある方は、ぜひ本校で一歩先行くデジタル歯科技工士に挑戦してみてください。

>>まずはオープンキャンパスで職業や学校を知ろう!
東海歯科医療専門学校のオープンキャンパス情報はコチラ
https://www.tokai-med.ac.jp/open-campus/dental-technician/

顎の動きや口腔機能を学ぶ「顎口腔機能学」がスタート!

顎口腔機能学がスタート!

歯科技工士科2年生で「顎口腔機能学」の授業がスタートしました。
この授業では、歯や顎の機能や構造を学び、咀嚼や発音、嚥下などの対する理解を深め、義歯や補綴物の設計・製作に必要な知識を学びます。
この日は、臨床で治療にあたっている歯科医師の先生より、模型などを使って分かりやすく教えていただきました。

2年生のワックスアップ

歯科技工士科2年生では歯冠修復の実習があり、熱で溶ける素材のワックスを使って臼歯の形態を再現するワックスアップに取り組みました🦷

実習室はシーンと静まり、みなさんすごい集中力です👍🏻

合同オリエンテーション会議中!

新入生の入学式が終わり各学年新年度の登校をしました。

早速ですが、今年度は全学年の合同オリエンテーションを実施するため、新2年生は会議真っ只中です。

合同オリエンテーションでは、2年生が1年生を指導するため、進行はどうしようか、役割分担はどうする、準備するものはなにか、どのようにしたらわかりやすいだろうと事前会議は真剣そのもの。

ここ数年、学生間の交流を控えることを余儀なくされ、なかなかイベントが実施できませんでした。

新入生は最も身近な先輩と交流し、2年生はこれまでの学校生活などを振り返り、経験したことを後輩に伝えられる良い機会となることでしょう。

さてさて、どんなオリエンテーションが行われるのか楽しみですね!

セムイの魅力をまるごと体感!

セムイ学園ならではの特別なオープンキャンパス。先生や生徒とのふれあいを通じて、セムイ学園の日常を体験しよう!オープンキャンパスでしか体験できないプログラムを用意してお待ちしております。

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