学校法人セムイ学園東海医療科学専門学校
無料資料請求 オープンキャンパス
臨床工学科
学科紹介
資料請求 オープンキャンパス
  • オープンキャンパス開催日
  • 2017年12月3日()  
  • 2018年1月14日()  
  • 2018年2月4日()  
  • 2018年2月25日()  
  • 2018年3月11日()  
パンフレットダウンロード ao入試 よくあるご質問
基本情報 担任紹介 学外実習 教育課程表 ブログ
臨床工学科ブログ
お腹で血液浄化を行う
2010.05.31

本日の血液浄化療法の実習は、(株)JMSの方に協力を頂き、腹膜透析についての実習を行いました。

腹膜透析は別名「持続携行式腹膜透析法(CAPD)」と呼ばれます。
※CAPD :Continuous ambulatory pertitoneal dialysis
( 持続する、歩きながら、腹膜、透析)


CAPDは、1984年に健康保険で認められて以来、急速に普及した在宅医療である。生活リズムを考慮した透析療法といえます。

血液透析では、血液を体外に取り出して血液を浄化するが、CAPDでは体内の腹膜を介して、1日に3〜4回の透析液を交換しながら持続した透析を行うので、最も生体腎に近い治療法といえます。

腹膜透析(CAPD)01  腹膜透析(CAPD)02

腹膜透析(CAPD)03  腹膜透析(CAPD)04

<CAPDの原理>
CAPDでは拡散と浸透圧の原理を利用し、腹膜を介して身体に不要なものが取り除かれ、不足するものが補われます。

腹膜は、肝臓、胃、大腸、小腸などの内臓の表面を覆っている腹部の膜であり。全体を広げると表面積は約2㎡にも達します。

腹膜には毛細血管が網目状に無数に走っており、毛細血管の内側の通路は狭く、赤血球が1個通るくらいの幅です。

○拡散
体液は毛細血管やリンパ管、細胞の内外を自由に通過できます。
体液中の老廃物は、腹膜を介して腹腔内の透析液へ移動するが、この現象は拡散の原理に基づいて、体液中と透析液中の老廃物の濃度が等しくなるまで続きます。
透析液中のブドウ糖なども同様に拡散の原理に基づいて、腹膜を介して体液中に取り込まれます。
拡散現象は、透析液中と血液中の不要な老廃物の濃度が等しくなるまで続きます。

○浸透圧
CAPDでは、透析液には体液よりも高濃度のブドウ糖が含まれているため、体液よりも浸透圧が高くなっています。したがって、この浸透圧差を解消するために、体液から透析液へ水分が移動していきます。この現象は、拡散によりブドウ糖が透析液側から体液へ移動し、両方のブドウ糖濃度が等しくなり浸透圧差がなくなるまで続きます。

腹膜透析(CAPD)05  腹膜透析(CAPD)06

腹膜透析(CAPD)07  腹膜透析(CAPD)08

腹膜透析(CAPD)09  腹膜透析(CAPD)10

腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入し1500〜2000ml/)、一定時間(5〜8時間)貯留しているあいだに腹膜を介して、血液中の老廃物(尿毒症毒素)や水分を透析液に移行させ、その液を体外に取り出して血液を浄化します。

1日に 3〜4 回繰り返します。
透析液の出入口として、カテーテルを簡単な手術によって腹部に埋め込みます。体外に露出するカテーテルの部分はわずかで、日常活動の妨げにはなりません。

腹膜透析(CAPD)11  腹膜透析(CAPD)12

腹膜透析でもっとも怖い合併症が、感染症です。
そのため、CAPD治療中は、マスクをして、窓が開いていたら閉める。そしてエアコンの電源もOFFにします(落下細菌の感染防止)。
また、CAPD治療中は、他の人は治療している部屋の出入りも禁止とします。

感染を防止するため、JMSではCAPDのカテーテルの接続にも工夫がされています。
・マニュアル接続(ZEROシステム)
・アシストデバイス
・TCD接続装置

ZEROシステムではカテーテルの透析液の流路をクローズドの状態に保ち、接続したときのみオープンになり、流路が開通します。

アシストデバイスは、自分での接続が困難な患者さんに対し清潔にかつ、半自動的に接続をサポートしてくれます。

腹膜透析(CAPD)13  腹膜透析(CAPD)14

透析液は浸透圧の原理により除水を行うため、ブドウ糖を付加し浸透圧を上げています。ブドウ糖が含まれているため、甘いと思いきや、以外に塩気が強い味です。

腹膜透析(CAPD)15  腹膜透析(CAPD)16

腹膜透析のシェアは世界中で比較しても、透析が89%に対し、CAPDは11%しかありません(日本国内では血液浄化全体の3%程度)。
その背景には、血液浄化を必要としている患者さんの高齢化や、自己管理の重要性、そして感染症の問題があります。

しかし、CAPDは社会復帰が容易であったり、循環動態が安定した治療であるといったメリットも大きくあります。

臨床工学技士が、直接CAPDの治療に携わることは少ないですが、血液浄化療法の治療の選択肢として、知っておくことは重要といえます。

 

Comments are closed.

学校法人セムイ学園 東海医療科学専門学校
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南2-7-2(名古屋駅・伏見駅から徒歩12分)
TEL:052-588-2977(学校代表) FAX:052-588-2978

臨床工学科

基本情報 担任紹介 学外実習
教育課程表 ブログ
お腹で血液浄化を行う

本日の血液浄化療法の実習は、(株)JMSの方に協力を頂き、腹膜透析についての実習を行いました。

腹膜透析は別名「持続携行式腹膜透析法(CAPD)」と呼ばれます。
※CAPD :Continuous ambulatory pertitoneal dialysis
( 持続する、歩きながら、腹膜、透析)


CAPDは、1984年に健康保険で認められて以来、急速に普及した在宅医療である。生活リズムを考慮した透析療法といえます。

血液透析では、血液を体外に取り出して血液を浄化するが、CAPDでは体内の腹膜を介して、1日に3〜4回の透析液を交換しながら持続した透析を行うので、最も生体腎に近い治療法といえます。

腹膜透析(CAPD)01  腹膜透析(CAPD)02

腹膜透析(CAPD)03  腹膜透析(CAPD)04

<CAPDの原理>
CAPDでは拡散と浸透圧の原理を利用し、腹膜を介して身体に不要なものが取り除かれ、不足するものが補われます。

腹膜は、肝臓、胃、大腸、小腸などの内臓の表面を覆っている腹部の膜であり。全体を広げると表面積は約2㎡にも達します。

腹膜には毛細血管が網目状に無数に走っており、毛細血管の内側の通路は狭く、赤血球が1個通るくらいの幅です。

○拡散
体液は毛細血管やリンパ管、細胞の内外を自由に通過できます。
体液中の老廃物は、腹膜を介して腹腔内の透析液へ移動するが、この現象は拡散の原理に基づいて、体液中と透析液中の老廃物の濃度が等しくなるまで続きます。
透析液中のブドウ糖なども同様に拡散の原理に基づいて、腹膜を介して体液中に取り込まれます。
拡散現象は、透析液中と血液中の不要な老廃物の濃度が等しくなるまで続きます。

○浸透圧
CAPDでは、透析液には体液よりも高濃度のブドウ糖が含まれているため、体液よりも浸透圧が高くなっています。したがって、この浸透圧差を解消するために、体液から透析液へ水分が移動していきます。この現象は、拡散によりブドウ糖が透析液側から体液へ移動し、両方のブドウ糖濃度が等しくなり浸透圧差がなくなるまで続きます。

腹膜透析(CAPD)05  腹膜透析(CAPD)06

腹膜透析(CAPD)07  腹膜透析(CAPD)08

腹膜透析(CAPD)09  腹膜透析(CAPD)10

腹膜に囲まれた腹腔内に透析液を注入し1500〜2000ml/)、一定時間(5〜8時間)貯留しているあいだに腹膜を介して、血液中の老廃物(尿毒症毒素)や水分を透析液に移行させ、その液を体外に取り出して血液を浄化します。

1日に 3〜4 回繰り返します。
透析液の出入口として、カテーテルを簡単な手術によって腹部に埋め込みます。体外に露出するカテーテルの部分はわずかで、日常活動の妨げにはなりません。

腹膜透析(CAPD)11  腹膜透析(CAPD)12

腹膜透析でもっとも怖い合併症が、感染症です。
そのため、CAPD治療中は、マスクをして、窓が開いていたら閉める。そしてエアコンの電源もOFFにします(落下細菌の感染防止)。
また、CAPD治療中は、他の人は治療している部屋の出入りも禁止とします。

感染を防止するため、JMSではCAPDのカテーテルの接続にも工夫がされています。
・マニュアル接続(ZEROシステム)
・アシストデバイス
・TCD接続装置

ZEROシステムではカテーテルの透析液の流路をクローズドの状態に保ち、接続したときのみオープンになり、流路が開通します。

アシストデバイスは、自分での接続が困難な患者さんに対し清潔にかつ、半自動的に接続をサポートしてくれます。

腹膜透析(CAPD)13  腹膜透析(CAPD)14

透析液は浸透圧の原理により除水を行うため、ブドウ糖を付加し浸透圧を上げています。ブドウ糖が含まれているため、甘いと思いきや、以外に塩気が強い味です。

腹膜透析(CAPD)15  腹膜透析(CAPD)16

腹膜透析のシェアは世界中で比較しても、透析が89%に対し、CAPDは11%しかありません(日本国内では血液浄化全体の3%程度)。
その背景には、血液浄化を必要としている患者さんの高齢化や、自己管理の重要性、そして感染症の問題があります。

しかし、CAPDは社会復帰が容易であったり、循環動態が安定した治療であるといったメリットも大きくあります。

臨床工学技士が、直接CAPDの治療に携わることは少ないですが、血液浄化療法の治療の選択肢として、知っておくことは重要といえます。

 

2010.05.31

学科紹介ページへ

メニュー

学校法人セムイ学園 入学サポートセンター

電話:052-561-8001 FAX:052-561-7887

サポートセンターへ電話

学校事務室や教員にご用の方はこちら

学校事務室へ電話 メールフォームでのお問い合せ

ページ TOPへ