学校法人セムイ学園東海医療科学専門学校
無料資料請求 オープンキャンパス
臨床工学科
学科紹介
資料請求 オープンキャンパス
  • オープンキャンパス開催日
  • 2017年12月3日()  
  • 2018年1月14日()  
  • 2018年2月4日()  
  • 2018年2月25日()  
  • 2018年3月11日()  
パンフレットダウンロード ao入試 よくあるご質問
基本情報 担任紹介 学外実習 教育課程表 ブログ
臨床工学科ブログ
急性期の患者さんを助ける医療機器
2011.11.17

体外循環装置の実習にてIABP(大動脈バルーンパンピング)の実習を行いました。

このIABPは急性期における心臓のポンプ機能が低下した患者さんに使用します。
主に、ICU(集中治療室)での使用となり、臨床工学技士として管理する医療機器の1つです。

当校にはIABPが5台あり、各班に分かれ、実際に学生さんに電極を装着。
心電図波形とバルーンが同期して作動することを確認します。


IABPの心臓に対する補助作用を以下に記します。

1.心仕事量の減少

IABPを行っていないときには収縮期圧が一番高く、拡張期圧は低い。ところがIABPを施行すると、 拡張期圧の方が収縮期圧よりも高くなる。 
→拡張期の圧上昇効果

それは拡張期に合わせてバルーンを拡張させ血液を心臓の方に送り返すからである。

心臓収縮期直前にバルーンを収縮させることにより、後負荷を軽減させることができる。

収縮期にはバルーンが収縮するので、血流に対する抵抗が急激に低下し、そのため収縮期の血圧は低下する。このようにして収縮期の後負荷(血管抵抗)の軽減をはかっており、心臓への負担を軽減している。

2.心筋酸素消費量の減少
心臓の後負荷を軽減することによって、心仕事量が減少し、心筋酸素消費量が減少する。

3.冠動脈血流量の増加
冠状動脈の血流の多くは心臓拡張期に流れる。IABPによって心臓拡張末期圧を上昇させることによって、冠状動脈の血流量を増加させる。

IABP(大動脈バルーンパンピング)01  IABP(大動脈バルーンパンピング)02  IABP(大動脈バルーンパンピング)03  IABP(大動脈バルーンパンピング)04  IABP(大動脈バルーンパンピング)05

IABPの使用方法をまとめます。
1.大腿動脈からセルジンガ一法によって経皮的にバルーンカテーテルを下行大動脈にまで挿入します。

2.IABPにおいてバルーンの収縮のタイミングは心電図上のQ波で行うのが最も効果的です。一方でバルーン拡張のタイミングは心電図上のT波下行脚部分で行います。

通常は心電図のR波を心拍と同期させるためのトリガ信号とします。
動脈圧波形はトリガ信号に利用できます。
体外循環中の拍動流化に用いられる場合には、内部レートが用いられることがあります。

3.バルーン(容量40mL)を拡張させるにはヘリウムまたは炭酸ガス(二酸化炭素)を用います。

IABP装置の心臓部にあたる部分、方式は機種により異なるが、大別して電磁方式(ソレノイドポンプやステップモータを利用)とガス圧方式(高圧および真空を電磁弁によって切り換える)に分けられるます。

※トリガーのタイミング
バルーンの拡張
大動脈圧波形のdicrotic notch
心電図波形のT波の下降付近

バルーンの収縮
拡張末期動脈圧が最低値を示すよう心電図波形のR波付近

IABP(大動脈バルーンパンピング)06  IABP(大動脈バルーンパンピング)07  IABP(大動脈バルーンパンピング)08  IABP(大動脈バルーンパンピング)09  IABP(大動脈バルーンパンピング)10

救急医療の現場において、このIABPか救命の観点からも非常に有用な医療機器の1つです。その医療機器を臨床工学技士が管理をし、チーム医療の一員として活躍しています。

今後、医療の技術進歩に従い、様々な高度や医療機器が出てくるでしょう。
そのためにも、臨床工学技士として日々の勉強は必要となります。

Comments are closed.

学校法人セムイ学園 東海医療科学専門学校
〒450-0003 名古屋市中村区名駅南2-7-2(名古屋駅・伏見駅から徒歩12分)
TEL:052-588-2977(学校代表) FAX:052-588-2978

臨床工学科

基本情報 担任紹介 学外実習
教育課程表 ブログ
急性期の患者さんを助ける医療機器

体外循環装置の実習にてIABP(大動脈バルーンパンピング)の実習を行いました。

このIABPは急性期における心臓のポンプ機能が低下した患者さんに使用します。
主に、ICU(集中治療室)での使用となり、臨床工学技士として管理する医療機器の1つです。

当校にはIABPが5台あり、各班に分かれ、実際に学生さんに電極を装着。
心電図波形とバルーンが同期して作動することを確認します。


IABPの心臓に対する補助作用を以下に記します。

1.心仕事量の減少

IABPを行っていないときには収縮期圧が一番高く、拡張期圧は低い。ところがIABPを施行すると、 拡張期圧の方が収縮期圧よりも高くなる。 
→拡張期の圧上昇効果

それは拡張期に合わせてバルーンを拡張させ血液を心臓の方に送り返すからである。

心臓収縮期直前にバルーンを収縮させることにより、後負荷を軽減させることができる。

収縮期にはバルーンが収縮するので、血流に対する抵抗が急激に低下し、そのため収縮期の血圧は低下する。このようにして収縮期の後負荷(血管抵抗)の軽減をはかっており、心臓への負担を軽減している。

2.心筋酸素消費量の減少
心臓の後負荷を軽減することによって、心仕事量が減少し、心筋酸素消費量が減少する。

3.冠動脈血流量の増加
冠状動脈の血流の多くは心臓拡張期に流れる。IABPによって心臓拡張末期圧を上昇させることによって、冠状動脈の血流量を増加させる。

IABP(大動脈バルーンパンピング)01  IABP(大動脈バルーンパンピング)02  IABP(大動脈バルーンパンピング)03  IABP(大動脈バルーンパンピング)04  IABP(大動脈バルーンパンピング)05

IABPの使用方法をまとめます。
1.大腿動脈からセルジンガ一法によって経皮的にバルーンカテーテルを下行大動脈にまで挿入します。

2.IABPにおいてバルーンの収縮のタイミングは心電図上のQ波で行うのが最も効果的です。一方でバルーン拡張のタイミングは心電図上のT波下行脚部分で行います。

通常は心電図のR波を心拍と同期させるためのトリガ信号とします。
動脈圧波形はトリガ信号に利用できます。
体外循環中の拍動流化に用いられる場合には、内部レートが用いられることがあります。

3.バルーン(容量40mL)を拡張させるにはヘリウムまたは炭酸ガス(二酸化炭素)を用います。

IABP装置の心臓部にあたる部分、方式は機種により異なるが、大別して電磁方式(ソレノイドポンプやステップモータを利用)とガス圧方式(高圧および真空を電磁弁によって切り換える)に分けられるます。

※トリガーのタイミング
バルーンの拡張
大動脈圧波形のdicrotic notch
心電図波形のT波の下降付近

バルーンの収縮
拡張末期動脈圧が最低値を示すよう心電図波形のR波付近

IABP(大動脈バルーンパンピング)06  IABP(大動脈バルーンパンピング)07  IABP(大動脈バルーンパンピング)08  IABP(大動脈バルーンパンピング)09  IABP(大動脈バルーンパンピング)10

救急医療の現場において、このIABPか救命の観点からも非常に有用な医療機器の1つです。その医療機器を臨床工学技士が管理をし、チーム医療の一員として活躍しています。

今後、医療の技術進歩に従い、様々な高度や医療機器が出てくるでしょう。
そのためにも、臨床工学技士として日々の勉強は必要となります。

2011.11.17

学科紹介ページへ

メニュー

学校法人セムイ学園 入学サポートセンター

電話:052-561-8001 FAX:052-561-7887

サポートセンターへ電話

学校事務室や教員にご用の方はこちら

学校事務室へ電話 メールフォームでのお問い合せ

ページ TOPへ