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2025.05.12

臨床工学科

既製品にはない学びを:臨床工学科生による、こだわりの冠動脈模型製作

言語聴覚科

臨床工学科3年生が、心臓カテーテル検査の実習に向けて冠動脈モデルを手作りしました。市販のキットではなく、あえて手作業で作成することに意義があると考えたからです。

材料には配線用の銅線を使用し、冠動脈の血管径に合わせて導線の本数を調整する必要があります。血管の太さに合わせて銅線の本数を数え、必要な長さに揃える作業は根気と集中力が求められるものでした。
大まかな形状ができたら、次は冠動脈一本一本に、実際の血管を参考にしながら細やかな角度をつけていきます。この工程が、よりリアルなモデルに仕上げるための重要なポイントです。

最後に、血管を赤く塗装し、乾燥させます。後日、それぞれの冠動脈に番号シールを貼り付ければ完成です。
実際に手を動かして模型を作ることで、教科書や画像だけでは得られない、冠動脈の立体的な構造や走行をより深く理解できると期待しています。

5月には、ニプロのiMEP研修センターで行われる心臓カテーテル検査の実習に参加します。今回の手作り冠動脈モデルが、実習での理解を深める一助となることを願っています。

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