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2025.07.14

臨床工学科

透析治療を支える縁の下の力持ち!臨床工学技士の実習現場

命を支える透析治療を陰で支えているのが、臨床工学技士という医療専門職です。中でも血液浄化療法(血液の中の老廃物や余分な水分を取り除く治療)は、臨床工学技士が最も深く関わる治療の一つです。
この治療に欠かせないのが血液透析装置。患者さんの命に直結する重要な医療機器だからこそ、臨床工学技士は毎日欠かさず点検・操作を行い、安全な治療を提供しています。
そんな現場の技術を学生にも体験してもらうため、当校では毎年、透析装置の専門講師をお招きして実習を開催しています。

実は、透析装置の詳しい点検方法は国家試験には出題されません。

しかし、実際の医療現場では必須の技術です。そのため当校では、4時間×4日間という充実したプログラムで、じっくりと学んでもらっています。

実習では、学生たちが透析装置を実際に分解し、一つひとつの部品の役割を確認してから、再び組み立てる作業に挑戦します。「パズルのように組み立てればいい」と思うかもしれませんが、実際はそう簡単ではありません。少しでも組み立てに不備があると、装置は正常に動作しなくなってしまいます。
この実習を通じて、学生たちは臨床工学技士の責任の重さと、他の医療職とは違う専門性を深く理解できます。患者さんの生命を預かる医療機器のスペシャリストとして、どれほど重要な役割を担っているかを実感してもらえていると思います。

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