透析食をつくりました~管理栄養士の指導にて~
2019.06.09
血液浄化療法の実習にて、調理実習(透析食を作る)を行いました。
透析患者さんは様々食事制限・塩分制限を日々行っています。臨床工学技士としても血液透析業務に携わる医療従事者として、食事療法について知っておく必要があります。
管理栄養士の先生の指導のもと、カリウムや塩分を減らすための工夫について、調理実習を通じて学びます。
メニューは、チキンカレー、春雨サラダ、フルーツゼリーの3品です。
また、カレーのご飯は低タンパク米(1/25)を使用します。
透析患者さんは多くの制限(食事)の中で食事を摂取します。
その代表が、カリウム、塩分制限です。
カリウムは野菜や果物に多く含まれているため、細かく刻むか、すり下ろすことで細胞を壊すことができます。
そして水にさらすことで減らせます。
塩分の過剰摂取はのどの渇き(口渇)を招き、水分摂取増加につながります。
試食の際には水分制限も体験しました。飲水量は200mLとしました。
少ない飲水量で食事をすることの難しさを知りました。
今回の実習で少しでも透析患者さんの気持ちを知り、医療従事者として臨床現場で役立ててもらえると良いと思います。