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2026.10.14

臨床工学科

真っ暗な箱で何をしている? 臨床工学科1年生「基礎工学実習」光センサ実験の様子

言語聴覚科

臨床工学科1年生の「基礎工学実習」で、光センサ実験を行いました。

 

臨床工学技士は、人工呼吸器や透析装置など、病院で使われる生命維持管理装置をはじめとした医療機器の操作や保守点検を担う国家資格の専門職です。そのため1年生のうちから、医療機器を支える電気・電子の基礎を実験で学んでいます。

 

実験では、まず計測の準備として、光が漏れないように段ボールの内側をすべて黒い紙で覆い、外からの光を遮った箱をつくりました。

そのうえで、CdS(硫化カドミウムセル)やフォトダイオードといった光センサを用い、光源からの距離とセンサの反応(出力値)の関係を、マルチメータ(電圧や電流などを測る測定器)で細かく計測しました。実習室の照明を落とし、電球の光だけを頼りに測定を進める様子は、普段の授業とはまた違った緊張感がありました。

医療を学ぶ学生がなぜ工学の実験をするのか、と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、病院で使われる命を守る最先端の医療機器の中には、こうした小さなセンサが数多く組み込まれています。たとえば、指先で血液中の酸素の状態を測る身近な機器にも、光の技術が活かされています。

センサのしくみや特性を理解しておくことは、医療機器を安全に扱うための大切な土台になります。

実習の初めは「回路の接続や極性が難しそう」と苦戦していた1年生も、図面を見ながら自分たちで機器をセッティングし、正確なデータを取れるようになってきました。基礎から一歩ずつ、着実に「医療機器のプロ」への階段を登っています。

 

「医療で人を助けたい」という気持ちと「機械やモノづくりが好き」という気持ち。その両方を持つ方にとって、臨床工学技士はぴったりの職業かもしれません。

オープンキャンパスでは、実際に医療機器に触れる体験もご用意しています。少しでも関心をお持ちの方は、ぜひ一度お越しください。

この記事の著者

中村 新一 先生

臨床工学科 学科長 担当科目 腎泌尿器学、血液浄化療法、国家試験対策 など

【勉強と遊びのメリハリある学生生活を送ってください】

臨床工学技士は、医療機器を駆使して患者さんを助ける「いのちのエンジニア」です。常に患者さんの状態変化に対応していくため、とても大きなやりがいを感じられる仕事です。

当学科では、「当たり前の事が、当たり前に出来る」という基本を大切にして学生指導を行っています。皆さんには、勉強するときはしっかり集中し、遊ぶときは思い切り楽しむ、そんな「メリハリのある学校生活」を送ってほしいと思っています。

ちなみに私も、オフの時間は思い切り楽しむタイプです。趣味はメダカの飼育と登山で、今年の夏は念願の富士山登頂を達成しました!しっかりリフレッシュすることが、日々の頑張りにつながっています。

「臨床工学技士になりたい」と強く信じれば、それは皆さんの具体的な目標になります。そして、どんな目標であっても、諦めずに頑張れば必ず達成できます。

皆さんのその頑張りを、私たち教員一同が全力でサポートします。一緒に学べる日を楽しみにしています!

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