臨床工学科のブログ記事一覧 23｜セムイ学園｜医療・福祉・看護の専門学校

2023.05.18

臨床工学科

屋上園芸：緑豊かなリフレッシュ・スポット

屋上の園芸が本格的に始まりました。最近は天候も良く、休憩時間には学生さんが屋上でくつろいでいる光景が見られます。そのため、環境をより良くするために緑を増やすことを考え、園芸を始めました。今日は非常に暑くて汗ばむ日でしたが、学生さんの有志の協力を得て、土作りから苗の植え替えまで行いました。今年はさまざまな品種を用意しました。基本的な野菜（トマト、ナス、ピーマン、枝豆など）に加えて、ブルーベリーや

2023.05.17

臨床工学科

透析手動プライミングの重要性を知る

血液浄化療法の実習にて、プライミング実習をおこないました。プライミングとは、透析装置を使用する前に、生理食塩液（透析液）で血液回路内を満たすことを指します。 https://youtu.be/6BPXw6JFv_k 近年は、透析装置の自動化により自動化プライミングが普及していますが、手動でのプライミング方法を知っておくことも重要です。この実習では、手動プライミングの方法を学ぶ事で、血液回路の流

2023.05.16

臨床工学科

透析装置の中心、複式ポンプと背圧弁の理解

血液透析のオーバーホール実習が進んでいます。今回も臨床現場で活躍している臨床工学技士の方を招いての実習です。実習はテーマ、透析装置（日機装）の中心でもある、「複式ポンプと背圧弁」の理解となります。複式ポンプは、透析装置内で透析液を送り出すために使用されます。一般的には、複式ポンプは2つのポンプヘッドから成り立っており、それぞれが逆位相で作動します。これにより、連続的かつ安定した透析液の供給が可

2023.05.16

臨床工学科

不思議体験～世界最小ストローとは？！

血液透析の授業にてダイアライザ中空糸体験を行いました。ダイアライザとは腎不全の患者さんが治療として行う血液透析治療にて体に溜まった毒素や水分を除去する人工腎臓装置となります。ダイアライザには約1万本程の中空糸が束ねられています。中空糸には数多くの微細な孔が存在し、これらの孔は物質の選択性を持っています。例えば、水分子や小さなイオンなどの微小な物質は孔を通過することができますが、大きな分子や粒子は

2023.05.15

臨床工学科

穿刺技術を習得する

臨床工学技士は血液透析におけるバスキュラーアクセスへの穿刺を行うことができます。また、2021年の医療法一部改正による業務拡大に伴い、手術室または集中治療室にて輸液ポンプ・シリンジポンプでの輸液を行う際の静脈への穿刺も行えるようになりました。 https://youtu.be/FiukVCgZlyw まずは穿刺に使用する針について理解していきます。針は大きくわけて２種類あります。「翼状針」「カ

2023.05.11

臨床工学科

オーバーホール実習：透析装置にて患者安全を守る方法

血液透析の実習にてオーバーホール実習が始まりました。透析装置は、患者さんの命を支えるために必要な医療機器の一つです。しかし、使用が長期化すると装置内部のパーツや部品に損傷や劣化が生じることがあります。そのため、定期的なオーバーホールが必要です。今回の実習では、透析装置は日機装社製を用い給液から加温、脱気部までを行い、透析配管系統図と実際の機械を見比べて理解を深めました。透析装置のオーバーホー

2023.05.10

臨床工学科

全自動化がもたらす透析技術の進化

臨床工学科3年生が全自動透析装置についての実習を行いました。現在の透析施設の多くの透析装置は全自動化となっています。　従来では、透析の準備（プライミング）、開始操作、終了操作、治療中の緊急補液などはマニュアル（手動）操作にて行っていましたが、これらがすべて全自動で行われます。　全自動にすることでマニュアル（手動）操作よりも短い時間で行えること、全自動透析装置は、人間の手が触れないため、感染症

2023.05.09

臨床工学科

臨床工学技士の業務拡大と内視鏡手術の重要性

臨床工学技士の業務は、医師の働き方改革の一環として法律が改正され、業務内容が拡大しました。その一つが、内視鏡の操作に関するものです。手術室で行われる内視鏡用ビデオカメラの視野確保に必要な操作が、臨床工学技士の業務に加わることになりました。現役の臨床工学技士も、現在は告示研修と呼ばれる講習を受けることで、上記の業務を行うことができるようになっています。今回の授業は、臨床工学技士の業務拡大に伴う新カ

2023.05.08

臨床工学科

ぎふ清流里山公園遠足：メガジップやエアリアル体験

花曇りの月曜日、教室に入らずに、学校の前に集合しました。この日は、「ぎふ清流里山公園」への遠足です。全員が遅刻することなく、観光バスは定刻通りに出発し、到着までには1時間少々の時間がかかりました。到着後は、メガジップ体験が待っていました。333メートルのラインを30秒ほどで滑り降りる体験で、2人ずつの出発で全員が体験し、「初めて体験する学生たちも多く、「楽しかった！」「気持ちよかった～」などと

2023.05.01

臨床工学科

KYT（危険予知トレーニング）とは？　臨床工学科の学生が学ぶ安全対策

【臨床工学科【KYT】】KYTとは、危険予知トレーニングのことで、その場で起こり得る様々な危険を予測し、回避する方法を学ぶことです。指差し確認をして安全を確認することも重要です。「KYT（危険予知トレーニング）とは？　臨床工学科の学生が学ぶ安全対策」例えば、病院内では、壁掛けの額縁が頭の高さにかかっている場合があります。手すりをつかもうとした際には、頭をぶつける可能性があります。このような危