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2026.10.16

臨床工学科

肺が「ぷつぷつ」とふくらむ?臨床工学科1年生の解剖実習

言語聴覚科

肺は、どんな手ざわりか知っていますか?
臨床工学科では、1年生を対象に、豚の肺を用いた解剖実習を行いました。呼吸のしくみを知ることは、人工呼吸器など命を支える機械を扱う臨床工学技士にとって、大切な土台になります。

【1.はじめての解剖器具】
ほとんどの学生にとって、解剖用の器具に触れるのは初めての経験です。最初は緊張した表情で実習に臨んでいましたが、実際に標本を手にすると、熱心に観察しながら学びを深めていました。教科書だけでは得られない発見があることが、解剖実習の魅力です。

【2.肺をふくらませる】
特に印象的だったのは、ベンチレーターを用いて肺をふくらませる場面です。学生たちは肺に手を当て、空気が送り込まれる様子を確かめました。肺がふくらむと、手のひらには「ぷつぷつ」とした独特の感触が伝わります。空気によって肺が満たされていく様子を目と手で感じることで、呼吸のしくみをより深く理解することができました。

【3.気管支の枝分かれを観察】
気管を切り開きながら内部を観察すると、気道が肺のすみずみまで空気を届けるために、何度も枝分かれしていることがよく分かります。教科書の図で学んだ気管支の構造を実際の臓器で確かめ、その複雑さや精巧さに驚く声も聞かれました。

【用語ミニ解説】
・気管:のどから肺へ続く、空気の通り道です。
・気管支:気管が肺の中で、木の枝のように分かれた部分です。
・ベンチレーター:肺に空気を送り込む機械で、人工呼吸器とも呼ばれます。

【臨床工学技士の関わり】
臨床工学技士は、医師の指示のもとで、人工呼吸器や人工心肺などの生命維持管理装置を操作し、保守点検を行う国家資格の専門職です。人工呼吸器を安全に使うには、空気がどのように肺へ届くのかを正しく理解していることが欠かせません。

【おわりに】
「見る」「触れる」「感じる」という五感を通して、多くの学びを得た実習となりました。医療従事者を目指す学生にとって、実物から得られる経験は何よりも貴重です。この経験を今後の学習につなげ、人体の構造や機能への理解をさらに深めていってほしいと思います。日々の様子は、Instagram「臨床工学技士のたまご」で発信中です。

この記事の著者

浅井 恵美子 先生

担当学年 3年生 担当科目 医学用語、基礎医学実習、医工学治療学 など

【自信がつく学びを一緒に!】

医療機器を扱う臨床工学技士は、本当に“かっこいい”仕事です。
皆さんがその魅力を実感しながら成長できるよう、全力でサポートします。
授業でも普段でも、気軽に話しかけてくださいね。

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