学校法人セムイ学園 厚生労働大臣指定/愛知県知事認可専修学校

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東海医療科学専門学校

腎臓は人の代謝に関わる重要な臓器です!

臨床工学科1年生 基礎医学実習でブタの腎臓を扱いました。

人の腎臓とほぼ同じ構造機能をもつブタの臓器を用い、腎臓の観察を行いました。
“ソラマメ型”と教科書で知ってはいても、いざ目の前にすると『ツルツルしている!』や『意外にずっしりとしている』といった感想が聞かれました。
腎臓はとても薄い被膜に覆われており、慎重にはがしていきました。腎門部と呼ばれる部位には脂肪組織がびっしりと取り巻いていました。その脂肪組織を丁寧に取り除いていくと、管が出てきます。血管や尿管が出てきました。中には器用な学生さんは教科書に載っている図のように血管を露出させていました。(動脈の分岐部分がきれいに観察できました。)
ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)01

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)02

次は、10・15・20倍に希釈した墨汁を露出した動脈から注入します。うまく動脈に注入できると、腎臓表面に黒く点々と墨汁が見えてきます。『うわぁ、出てきた!』と成功した班から歓声が上がりました。

今回は一般的な包丁で腎臓を切断しました。思ったよりもゴリゴリとした切ごたえだったようで、まっすぐ切れなかった腎臓もあるようです。(普段料理してる学生は上手でした。)

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)04

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)03

切断した腎臓を観察すると、墨汁が入った組織と変化のない組織に分かれます。部位の名称を確認し、なぜ墨汁が入らなかったのかを理解できたようです。
『糸球体ってこんなに小さいんだ!点々とたくさんスケッチ大変だぁ』と言いながらレポート作成に必要なスケッチをしていましたよ。

毎日休まず体の老廃物をより分けて、尿を作ってくれている腎臓の凄さを実感していました。

善意の献血はこうして患者様へ届けられます!

1年生の基礎医学実習で、お出かけ実習をしました。
今回は愛知県瀬戸市にある『愛知県赤十字血液センター』にお邪魔しました。

午前の授業を終えて、各自移動をしました。

血液センターの入り口ではとても緊張した様子の学生さんの表情でした。

まずは、全体で『献血とは』『血液事業について』『施設見学の見どころ』の説明をしていただきました。

いよいよ、3班に分かれ見学ツアーの開始です。
検査部門の見学は、献血いただいた血液の検査を行う部門です。5種類の検査検体を採取し検査します。献血者にも健康指標となる生化学検査や血球計数検査などを検査し、数日後にはがきでお知らせが届きます。とても大きな装置でほぼ全自動で行われている検査でその検体数の多さに驚く学生もおりました。

製剤部門の見学は、献血を患者さんに使用できる製剤へと変化させる部門です。白血球を除去する工程を見学したり、遠心分離して血球と血漿とを分ける工程を見学しました。
『私の献血した血液もここに来たんですね。』と献血経験者が自分の血液のその後を想像してつぶやいていました。
製剤部門の最終工程は『保管』です。製剤の種類により保管方法・期間が違うことに驚く学生が多かったのが印象的でした。とくに血小板の保管方法は学生さんからたくさんの質問が出ていました。

献血バスも見学させていただきました。街中で見たことがあってもなかなかご縁の無かった乗り物だったようで、乗ってみて『思ったよりも広いんだ!』と献血者の模擬体験をしていました。

臨床工学技士は血液にかかわることが多い業種です。患者さんのことだけでなく、献血いただいた方々にも感謝して医療に従事してほしいと思いました。

見学を終えた学生さんの多くは、『元気ならば、献血してみよう!』と自分の健康な体に感謝していました。

学園祭’2018が開催されました!

今年も東海医療科学専門学校にて、学園祭が行われました。
その様子を動画でお伝えします。

血液透析の基本(拡散、限外濾過)をまとめてみました。

血液透析療法ではダイアライザを使用して、腎不全によって蓄積した老廃物や水分を除去します。
老廃物は拡散現象で除去します。
水分は限外濾過にて除去します。
実際はその様子を目で見て実感することはありませんが、今回、模擬の血液透析を組み動画でまとめてみました。

臨床工学技士国家試験合格をめざす!!

最近の臨床工学科3年生は、授業後の自主勉強が活発化してます。
卒業試験まで、あと21日。
頑張ってください!!

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ブタ心臓の解剖実習(基礎医学実習にて)

人間に近いブタの心臓を使って解剖実習を行いました。

活きている限りは休むことなく動き続ける心臓、その重量感に感動していました。
付属している血管で大動脈を見てひぱってその強靭さに驚いていました。

心臓の内部を観察して糸のようなものを発見、すぐに教科書で名前を調べていました。
心臓内部の弁を支える役割がある検索というものです。とても丈夫なのに切れてしまうこともあるのです。切れてしまうと弁がうまく閉じなくなり、疾患となります。

教科書では知ることができない分厚さや丈夫さを五感をフル活用して感じていました。

ブタ肺の解剖実習(基礎医学実習にて)

人間に近い構造のブタの肺を使って解剖実習を行いました。
各部位の方さの違いや、質感の違いを観察してスケッチします。

膨らんだ様子を観察するために、挿管チューブを使って空気を入れます。
モワッと膨らむ様子にびっくりすぐ学生たち。
深呼吸をすると胸の中で大きく膨らむ様子がイメージできたかな。

剪刀(医療用ハサミ)で解剖を始めました。
気管支に沿ってチョキチョキ切り進めるとだんだん小さくなっていく空気の通り道に感動している学生がいました。こんな細い管の中を空気が出入りして呼吸が行われているのですね。肺胞という末端の薄い壁を通じてガス交換している肺という組織が少しでも理解できたかな?

血圧測定の基本

1年生の授業で、水銀血圧計による血圧測定を行いました。
現在は自動血圧計によってボタン一つで簡単に血圧を測ることができますが、今回の実習ではそんな便利なものは使わずに、自分の指先と、目と耳を頼りに血圧を測ってもらいます。
まず教室の入口でくじ引きです。くじに書かれた番号に着席し、正面に座った人が今日の実習の相方です。男の子、女の子、ムキムキの子、腕の細い子・・・・誰にあたるかはわかりません。
血圧測定の講義を受け、さぁ実測!!

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まずはお互いの脈をとり合います。お友達の脈、わかりますか??
当然、男女ペアの子達もいます。普段はやんちゃな男の子、女の子を目の前に、触れていいものかとモジモジ…
脈がわかったところで聴診器と水銀血圧計を使って血圧を測ります。
「コロトコフ音」、聞こえましたか??

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正式な方法で測った後は、自由に測定です☆
色々な箇所に色々な巻き方でマンシェットを巻いていた学生もいましたが、適切な位置に適切な巻き具合で装着しなければ正確な値を知ることができません。
臨床工学技士であっても、正しい血圧の測定方法を知っておくことは重要です。
測定誤差の原因など国家試験にも出るので、きちんと覚えておいてくださいね☆

冬の風物詩と言えば

昨日、今日と朝晩の冷え込みが激しくなり、いよいよ冬本番も間近となりました。
学校から名古屋駅までの帰り道、毎年恒例のイルミネーションが始まりました。
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顕微鏡で大発見(血球観察)

臨床工学科1年生で、基礎医学実習が始まりました。
毎年はじめは、血液 についての実習から始まります。
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血液を顕微鏡で観察し、スケッチしていきます。
普段見ている赤い液体の中には、小さな赤血球が存在することは勉強して知っています。いざ、顕微鏡で見つけると『すごーーいっ!』といった声が聞こえていました。

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赤血球をさまざまな濃度の液体に付けて『浸透圧による変化』も観察しました。
50%ブドウ糖溶液と、水道水を使って、その違いを観察しました。
赤血球表面がとげとげなっていたり、パンパンに膨れた赤血球であったりと変化を見つけて観察していました。

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