学校法人セムイ学園 厚生労働大臣指定/愛知県知事認可専修学校

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東海医療科学専門学校

透析を学ぶ上での基本(プライミング実習)

透析の治療準備の1つにプライミングがあります。
プライミングとは血液回路とダイアライザを組み立てを行い次に示す目的を実践します。

プライミングの目的
1.血液回路・ダイアイライザ内の空気を抜くと同時に、生理食塩水(透析液)で満たすこと
2.回路・ダイアラザ内の微粒物質の洗浄
3.接続部の正しい接続、不良品の発見

現在多くの透析施設が全自動プライミングシステムが搭載されています。
しかし、当校のプライミング実習では、あえて手動でのプライミング手技の修得を目指します。

便利な全自動プライミング装置ですが、事前に手動でのプライミング方法を学ぶことで
プライミングにおける清潔・不潔を理解すること。
そして、血液回路の流れを理解することで、今後のトラブルシューティング理解(静脈上昇・低下、気泡混入など)につなげます。

また、このプライミング実習では、プライミングの方法を記した資料の配布はありません。
担当教員が行うデモンストレーションをメモを取り、自分自身で確認し、自分のマニュアルを完成させていきます。

また、わからないカ所についてはグループメンバーとディスカッションを行いながら、プライミング技術を修得していきます。

後日、プライミング技術の実技試験を実施し修得の確認を行います。

人工心肺装置、心臓カテーテル検査で必要な解剖生理学

3年生は6月より臨床実習が始まります。
臨床実習では臨床工学技士が携わる部署を見学しますが、その中でも最近は心臓カテーテル検査業務の見学が増えてきています。
また、人工心肺装置を行う際の心臓手術の見学もします。

心臓カテーテル検査や心臓手術を理解するには、冠動脈の走行や心臓の構造を把握する事が重要となります。

心臓カテーテル室では、冠動脈の走行を造影して状態確認をしますが、
画面に映し出された平面を頭の中で立体的に把握することが重要となります。

また、心臓手術では心臓疾患を理解する事が必須となることから、今回の心臓解剖実習は非常に重要となります。

1年生の時も同様にブタの心臓解剖実習を行っていますが、
3年生で再度行うとある程度の知識があることからまた違った発見があったります。

今回の実習内容を臨床実習で活かして欲しいと思います。

臨床工学技士のたまご~臨床実習前 透析シミュレーション

臨床工学科3年生は6月より、臨床実習がスタートします。
今回の実習では、看護科実習室の一部を借りて、模擬透析センターを作りました。
ここで、より実践的な実習を行います。

学生は患者役と臨床工学技士役に分かれれて、透析治療を行います。
患者役の学生はあらかじめ患者情報が伝えられており、その役を演じます。

臨床工学技士役の学生は治療中に様々なイベントが発生するため、その対処方法を学びます。

実習の最後にはディスカッションを行い意見交換を行いました。
多くの学生が普段気づくことが出来なかった事に気づけた様子です。

臨床実習では学生が警報解除の行為、トラブル対処を実際に行う事は出来ませんが、実際のトラブルの原因追求を行い、
対処方法を理解することで、より臨床実習では見方が変わってくると思います。
また、患者役を行う事で、普段気づくことのできない患者さんの気持ちを少し理解出来たようです。

今回の実習で学んだ経験を臨床実習で活かして欲しいと思います。

透析の原理をわかりやすく~授業の一部を公開します。

臨床工学科2年生からより臨床工学技士が携わる内容の授業が始まっています。

今回は血液浄化療法の授業の一部を公開します。
内容は、血液透析の原理である「拡散」「限外濾過」についてです。

授業ではよりイメージしやすいように、出来るだけ実際の装置を見せながらの授業を心がけています。

血液透析をこれから勉強する医療系学生達、透析患者さんにもわかりやすいと思いますので参考にしてください。

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