学校法人セムイ学園 厚生労働大臣指定/愛知県知事認可専修学校

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東海医療科学専門学校

循環の中心となる臓器~ブタの心臓解剖を行いました。

基礎医学実習にて人間の構造に近い“ブタの心臓”を解剖して構造などを学びました。

心臓の外観はずっしりとした質感、押してみた弾力、まさに筋肉の塊です。
中の構造は4つの部屋に分かれています。
それぞれ出ていく先は違っていて、その構造も特徴があります。

全身から心臓へ戻ってきて一番初めに入る部屋を“右心房”といいます。その次は、“右心室”、肺への血流を送り出す部屋です。やや厚みの圧筋肉の壁を持っていて、体の前側にあります。

4つの部屋の違いを観察するだけではなく心臓内部の観察も行います。
心臓にはポケット状の弁もあります。とても頼りなさそうな薄い膜で、気を付けて観察しないと見逃してしまいそうです。
弁は心臓が送り出した血液が逆流しないように、ポケット状に膨らんで機能します。この弁がぶつかる(閉鎖)時の音が聞こえていると知るとさらに驚きが大きくなりました。

また、弁を支えている腱索(けんさく)をひっぱってみます。かなり強い力を加えないとちぎれません。その腱索の細さと強度に驚いていました。

教科書で見る心臓のイメージと随分違っているようで、興味深く観察していました。
中には、心室内の様子を見て不思議そうに“なぜこんなにもぼこぼこしているのだろうか”と疑問を持つ学生もいました。
疑問を持って学習に取り組む姿勢は、今後の成長につながります。

“百聞一見に如かず” こんな言葉が頭に浮かぶ光景の実習でした。

呼吸をサポートする人工呼吸器実習

臨床工学技士は生命に関わる高度な医療機器を専門に扱う医療従事者です。
人工呼吸器も生命に関わる医療機器の1つ、生命維持管理装置です。

人工呼吸器は肺の機能が低下し呼吸が十分に出来なくなった患者さんに呼吸をサポートするために使用されます。

臨床工学技士は人工呼吸器が安全に使用されるための保守点検から、実際に人工呼吸器が装着されている患者さんの場所に行き異常が無いかなどの確認を行います。

この実習では、実際の人工呼吸器の構造を理解し、呼吸器回路の組み立てから始まります。

実際に人工呼吸器を稼働させ、様々な疾患に対する呼吸モードの意味を理解し、設定方法も合わせて学びます。

当校における人工呼吸器の実習は臨床現場で活躍されている臨床工学技士を始め、3名の教員体制で学生対応を行っています。

人工呼吸器について学び、多くの種類の人工呼吸器を実際に操作することで、今後、臨床現場にてどんな治療が患者さんにベストであるかを考える力となればと良いです。

基礎医学実習にて呼吸機能検査を実施しました。

呼吸機能検査の実習をおこないました。
普段の呼吸は意識して“すってー、はいて―”と行っているでしょうか。
自然に行っている呼吸はどのような仕組みでしょうか。

どのくらいの容量を吸い込んでいる?努力をして測る肺活量はどのくらい?
それを実際に計測してみます。

“肺活量計”を使用します。大きく息を吸って吐けなくなるまで吹き込みます。
この吹き込める量は、人によって大きく違います。決まる要素として『性別・年齢・身長』を計算式に当てはめて計算すると“予測肺活量”というものを知ることができます。

これを計算してから、“努力性肺活量”として肺活量を測定します。
計算値になかなか届かない学生や、大きく超えてびっくりする学生もいます。
どうしてこの値になったのか、生活環境などの要因から考えてみます。

人工呼吸器も使用して計測を行い一回に吸う息の量(1回換気量)を計測します。
そして、大きく息を吸う(最大吸気量)を測定します。
人工呼吸器の勉強は2年生で詳しくしていきますが、この基礎医学実習ではまずは正常時の勉強をしっかり行います。

また、 “パルスオキシメーター(酸素飽和度計)”を使って計測しました。指先にセンサを装着して血液中の酸素量を測定します。

数値の変化をさせる工夫も行ってみます。
息を止めて呼吸停止を限界までしてみても、あまり大きな数値変化は起こりません。
“こんなに苦しいのに!どうして変化しないの・・・?”その理由を考えるのも実習です。

基礎医学実習にてブタ肺の解剖を行いました

ブタの肺を解剖しました。
まずは講義を受講し呼吸の仕組みや臓器の名称などをイラストとともに学びます。
ブタ肺の解剖は臨床工学技士が扱う人工呼吸療法の実習に繋がります。

いよいよ解剖が始まります。
4人で1班、人班ごとに1つの臓器です。
重さを図り、いざ触ってみます。
ふわふわ! とかゴリゴリ通してみて“しこりがある?!”とかいろんな発見があります。
教科書等のイラストから、学ぶよりも多くの情報が得られます。

アンビューバックを使用してふくらましても見ました。予想以上に大きく膨らむ様子にびっくりしたり、サイズを図ったりといろんな角度から観察しています。

気管支の観察も行います。
気管支はつぶそうと思っても潰れません。弾力があり常に丸い形を保っています。
気管支を輪切りにして観察します。縦に切って、内部の表面を触ってみます。

次に、気管支に沿って切り進めます。
だんだん細くなっていく気管支にはさみを入れて限界まで切っていきます。
側面にたくさんの穴が開いていて分岐していく様子がよくわかります。

各工程でスケッチを取りながら、触ってみた感想などをメモしています。
どんなレポートになるか楽しみです。

避難訓練を行いました~学校から避難場所までの経路

学校全体で避難訓練がありました。何かあった時に慌てないために普段からの備えが必要です。避難経路の確認を行い、諸注意を確認しました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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とても良いお天気の午後、教室を出発し公園に集合!指令を出しました。素早い集団移動が行えるか行動の確認を行いました。その流れで、近くの公園までクラス全員でお出かけをしました。終礼は公園の遊具のそばで。そんなときのワンシーンです。

はたらく血球観察~基礎医学実習が始まっています

私たちの体に流れる血液は酸素を運んだり、栄養を届けたり、体温を維持したり、多くの働きがあります。もしも違う濃度のものが混じったら、血液はどのように変化するでしょう?
基礎医学実習の授業では、実際のモノをみたり体験することを通して、自ら考える思考や臨床工学技士にとって重要な知識を身に着けてもらっています。
 

今回は血液と溶液を混合させ、その反応を顕微鏡を使って観察しました。
はじめは低い倍率で血球がたくさんあることを知りました。
 
顕微鏡を覗くと粒々がたくさん!
そして異なる溶液と混合させることでカタチを変える血球。
結果がどのようになったのかは、今度在校生に聞いてみましょう!

ハロウィン・イベント2020

入学から半年間、COVID-19・休校・遠隔授業・科目試験・・・・

とても目まぐるしい月日を過ごしてきた一年生です。

この日は午後に避難訓練のみで授業がありません。

クラスの行事として、“ハロウィン・イベント”を開催しました。

普段は実習室で控えている人体模型も仮装して参加です。

例年実施している恒例行事がほとんど中止の中、3蜜を避けながら楽しみました。

射的コーナーではお目当ての景品に向かって思いっきり腕を伸ばして狙っていました。

なかなか当たらないのが楽しいみたい。景品に当たると大喜びです。

ボールすくいでは、ぐるぐると回るおもちゃをどれだけすくえるか、競争している学生さんもいました。ここでは黄色いアヒルちゃんが大人気です。みんなとても上手です。

紐引きでは、面白い景品(車に貼る“初心者マーク”や、変装眼鏡など)出てくる景品に大笑いです。意外に好評だったのは、入浴剤です。みなさん、家でリラックスしてくださいね(笑)

街の中のイベントもなかなか開催されない中、今できることを考え安全に実行していくことで楽しい時間も過ごせました。

 

いちご部(園芸部)活動スタートしました!!

臨床工学科 いちご部(園芸部)が活動スタートです。
学校屋上にて、いちごの植え替え作業をしています。

臨床工学技士のたまご~園芸部01 臨床工学技士のたまご~園芸部02

まずは、土作りから。
事前にベースとなる土は作成してあるため、腐葉土と赤玉をまぜ土壌は完成。
プランターにイチゴの苗を植え替えます。

臨床工学技士のたまご~園芸部04

今回の植え替えたイチゴの品種はローズベリー、とちおとめ、にょうほう、アイベリー、章姫の5種、合計37株です。

また、秋から冬にかけて育つ、白菜、ブロッコリーも植え替えました。
いちご部は毎日の水やりと観察をおこない、収穫まで見守ります。

臨床工学技士のたまご~園芸部 SONY DSC
屋上という環境下での園芸でどこまで育てることができるのか楽しみです。

心臓カテーテル業務実習2020~医療研修施設 ニプロiMEP(滋賀県)

今年度も臨床実習がおこなわれます。

現在臨床工学技士が心臓カテーテル業務に携わることが増えてきており、臨床実習におても最低限の知識を持って望むことが必須となっています。

そこで、医療研修施設 ニプロiMEP(滋賀県)にて心臓カテテール検査業務の実習を行いました。

ニプロiMEP研修施設は、手術室や心臓カテーテル室業務をシュミレーションできる設備が整っており、より実践的な実習を行うことができます。

その様子をお伝えします。

 

 

100人会議を実施しました in東海医療科学専門学校

当校5F実習室より、100人会議のオンライン配信が行われました。
100人会議(臨床工学技士)01
100人会議とは、「100人カイギ」は、街で働く100人を起点に人と人とをゆるやかにつなぎ、 都市のあり方や価値の再発見を目的とするコミュニティです。」
この100人会議は、登壇者が100人を達すると、グループは解散するというルールもあります。
この100人会議、医療系でかつZoomを利用した積極的配信で行っているのは、臨床工学技士のグループのみです。
また、YouTubeでもライブ配信が行われました。
100人会議(臨床工学技士)02
100人会議(臨床工学技士)03
明日は、第30回日本臨床工学会がココ名古屋で開催されることもあり、日本臨床工学技士会 理事長の本間崇先生も登壇されました。
今後もこのような会議が開かれる事を楽しみにしています。

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